葬祭部の門脇です。
基本的に関西の方では骨上げの際に遺骨を入れる骨箱は大切な箇所の骨だけを入れるため顔くらいの大きさの骨壺にお入れします。関東ではすべての遺骨を入れる為総骨といい関西の骨箱より二、三回り大きな骨箱をお使いします。その骨箱とは別で全国の一部地域、家の方の希望又は浄土真宗系の宗派ではコップと変わらないくらいのサイズの骨箱を用意し、上記の骨箱とは別に故人様の一番大事な喉仏のお骨をお入れします。それを一般的には分骨と呼びます。用途としてはお骨を祀る家以外にお骨を欲しい方などがいた場合そういった形で分けることがあります。浄土真宗では四十九日が終わった後から一周忌から三回忌をめどに本山に持っていき納めます。その為地域的に浄土真宗が多い町などは元から分骨箱とセットで用意をされるところもあります。
分骨は若い方が亡くなられた場合分骨を希望される方が多く、やはり知識的にそういったことが出来る事を知らない方もおられます。お墓に納骨されない限りはお骨上げ後以降でも葬儀社に分骨箱を依頼すれば分ける事はできます。私が携わっていたお葬式の中でもお骨の場所を巡り親族様内で揉められるところは何度か見てきた事があります。そういったときにも分骨は便利なのでそういったときは葬儀社さんに相談されることをオススメします。