葬祭部の杉上です。
お坊さんは葬式において、どのような役割を果たしているのか、ご存知ですか?
簡単にいうと、「仏さまを仏さまにしている」のです。
最初の「仏さま」は「亡くなった方」で、亡くなれば、みんな仏さまと呼ばれます。
次の「仏さま」は「悟りをひらいて極楽浄土にいる仏さま」です。
すなわち「故人を仏さまにして往生させる」ことが、葬式においての役割です。
「仏さまを仏さまにする」ためには、 ①教えを守ることを誓う。 ②戒名をいただく。 ③理想の世界に導いてもらう。 という3点が重要です。
まず、最初に故人は教えを守ることを誓います。この証としていただくのが戒名です。しかし、これだけでは単に入門しただけですので、導師である菩提寺の住職に、理想の世界に教え導いてもらいます。その方法は各宗派で異なります。