葬祭部の横田です。
いつの間にか丹波に来て半年が過ぎていました。
私事ですが、一軒家で一人暮らしを始めたり、色々とご縁があって猫を飼いだしたり、
お休みの日は少し探検したり、割と楽しく過ごしてます。
そういえば葬祭業に就いて、使う事が多くて今では知ってて当然の事になってしまいましたが、
最初の頃は「これ、そういう意味だったのね…。」と思ったことがあります。
まずは年忌の事。
四十九日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌…と続き、三十三回忌や五十回忌で弔い上げとなります。
四十九日はそのままです。亡くなった49日後。
一周忌もそのまま。亡くなった1年後。ここまでが喪中といわれます。
ちょうどタイムリーなお話ですが、喪中ハガキを出すのも亡くなった年の年末ですね。
ややこしいのはここからです。
三回忌は・・・?
三年後?
実は2年後です。
七回忌は6年後。
…つまり数え年なのです。
ご存じでしたか…?
私は知りませんでした。
身内だと、母方の祖母がすごく律義に法要を執り行う人なので、
ずいぶん前に亡くなった親類や、私が小学生の頃に亡くなった祖父の回忌法要を、祖母の家で集まってしていました。
毎回母方の親戚の誰かしらから連絡が来るのですが、ちょうど今年5月にも十七回忌の法要があり、
「そろそろ命日かー!17年かー!だいぶ経つなー!呼ばれたから行っとこう!」ぐらいの気持ちでした。
違うんです…。
17年ではなかったのです…。
…数えなので、16年です。
そういえば享年も数え年ですよね。
あれも意味があって、少しでも長生きしたように見せるために享年を使うそうです。
ちなみに神道だと式年祭といって、数えではなくそのままの年数で行うそうですよ。
分かりやすくて良いですね。