葬祭部の門脇です。
「市役所に死亡届を提出すると故人の口座が凍結する」と思われがちですが、死亡届を提出しても口座は凍結することはありません。なぜなら市役所は公的機関ですが、お亡くなりになられた方の情報を銀行に流すと「プライバシーの侵害」など「個人情報の流出」になります。そのため死亡届を出した後も口座が凍結していることはありません。
しかし「すぐ凍結してた!」と言われる方もおられます。それは金融機関によっては訃報の案内や新聞のお悔み欄をチェックしたり、弔電を送るために町や自治会の区長から提出をお願いされている地域などもあるからです。相続人が故人の銀行口座窓口に申請すれば、他の相続人を通さず預金を引き出せます。ただし全額を引き出せるわけではなく、上限金額が設けられているので注意が必要です
銀行口座の凍結解除の手続きは大変です。私も祖母が亡くなった際に親の代わりにしました。故人の出生から亡くなるまでの戸籍謄本と相続権のある方のサインと実印が必要で、親族が遠いと本当に大変です。そのようなことから私から言える一番のアドバイスは、お亡くなるまでに名義変更をしておく!それが一番問題がありません。私の家族の中でもそれは教訓となっています。