こんにちは。最近は暖かい日が増えてきて、もう春の足音が聞こえています。私は綾部市の梅林公園に休みの度に撮影にでかけ、今年は3回も行ってしまいました。入場料はなんと無料。3/31までですので是非みなさんも春を感じに行ってみてください。おすすめです!
さて、今日は「ペットの骨」のお話です。ある番組内で歌手で女優の中尾ミエさんが「愛犬が亡くなり、焼骨した骨をかつて一緒に歩いた散歩道に散骨した」と話されました。中尾さんのお気持ちはすごく分かりますがちょっと私はひっかりました。
そもそも散骨は、火葬した遺骨を粉末状にしてゆかりの深い場所にまく供養の仕方です。人間でも故人様が愛着があった場所で、例えば海や良く通った場所に散骨したいと聞きますし、もし自分が故郷から遠く離れた場所で亡くなったらせめて骨だけでも故郷の地に連れて帰ってほしいなと思います。
人間の場合、「墓地埋葬法」によって遺骨は定められた場所にしか埋葬は許可されませんが、ペット場合、遺骨は墓地埋葬法における焼骨には当たらないため、自宅の庭などに埋葬できます。ただ注意する点は、公共の場所や許可をもらわずに他人の私有地に散骨をすると違法とみなされる場合があります。本人にとっては「可愛いペットのため」かもしれませんが、他の人からすると「動物の骨」と感じるかたの方があると思います。違法にはなりませんが節度ある供養の仕方が必要かと感じました。
更にペットがなくなり家族同然だったから、人間のお墓に一緒に埋葬を希望される方も多いですが、こちらも宗教的にタブーとされていたり、墓地の規約違反になる場合もあるので注意が必要です。このお話は別の機会にお話します。
