葬祭部の門脇です。
葬儀の際に香典をだされたら会葬礼状と一緒にタオルやコーヒーなどの商品を一緒に頂く事がないでしょうか?あまり山南町ではないですが、播州や阪神間などでは返される事が多いです。供養品と言いますが、このお返しには3種類有り皆さん結構混同しがちです。
まず一つとして「通夜供養品」があります。通夜供養品はその名前のままで、お通夜にお渡しする供養品になります。こちらは香典に対してお渡しするのではなく、お通夜にこられた参列者全員に渡すものになります。よく町内、自治会には返しはないと言いますが、通夜供養品に関しては関係なしにお渡しすることが多いです。
一般的に通夜供養品のいわれとしては、参列者全員に来ていただいたのにお茶を振舞う事が出来ない代わりなど、急な通夜に来ていただいたお礼など色々あります。渡すものは水に溶けるものがいいとされ、お茶やコーヒーなどを渡す事が多いです。これも地域によってはペットボトルのお茶を渡したり、通夜菓子といってクッキーなどお菓子を渡す地域もあります。
次に「会葬御礼品」一般的にいう本来の香典返しになります。こちらは香典に対して金額など関係なしに持ってきてもらいありがとうございました。という感謝の意味でお渡しします。昔はタオルなどハンカチをお渡しする事が多いです。こちらに関しては町内や自治会の申し合わせにより自治会内などには会葬礼状を含め返さないという場合もあります。なので一般、親族を対象にして返す事が多いので出す出さないの決定権はご家族にあります。
最後に「即日返し」があります。こちらはホール葬が増えてきてから出来たものであり、満中陰志でお返しする満中陰志のお返しをその場でしてしまうものになります。受付の方の手間が増えるなどデメリットもありますが、後で住所を調べたり商品を選んだりする手間がなくなるのでメリットがすごく大きい為、全国的に流行っています。
山南町ではほとんど上記3点はされていませんが、他地域ではされることが多いので参列者に他市町村の関係が多い場合や会社関係が多い場合などは返される事をオススメ致します。