葬祭部の広田です。
以前、担当をさせていただいたご当家のお話です。
80代で亡くなられた故人様は、生前に葬儀マニュアルを残されていました。自分が亡くなった時に子供たちが何もわからなくて困らないように、電話をかける業者や流れ、葬儀後の話までマニュアルになっていました。ここまで自分の死後について細かく残すのはすごいことだと思います。おそらく大半が「子供たちが何とかしてくれるだろう」という考えをお持ちだと思います。そしてそれが子供の役割と言われればそれまでかもしれませんが、この方ほどとは言いませんが何かしら想いを残してくれたほうが子供としては助かるのは間違いありません。
今回はそのマニュアルを元に私とご当家様でお話を進めていったので大変スムーズでした。その分、時間的余裕もあったのでご当家の方々もゆっくりと故人様を送れたのではないでしょうか。そして今回、故人様のお話を聞かせていただくと「お酒が好きで、運転する予定がない日は朝から飲んでた。今年の正月には孫娘が一緒にお酒を飲んでくれたのが嬉しそうだった」というお話を伺ったので、葬儀当日に森田石材店の社長宅から焼酎を拝借し、その焼酎を使って孫娘さんにお湯割りを作っていただき故人様(おじいちゃん)にプレゼントしていただきました。可愛い孫にお酒を作ってもらえて喜ばないおじいちゃんはいないと思います。
素敵な関係性のご家族様の葬儀に携わることができ感謝しております。