葬祭部の杉上です。
以前、もみじ会員様に高齢者のための暮らしの情報新聞として送付させていただいていた『Sonael (ソナエル)』
2月の初めに他業者からいただき久しぶりに目にしました。
ソナエルの記事の中に、もみじ市民ホールが立ち上がる前の葬祭研修でお世話になった柴田先生のコラムが載っています。まずは先生の記事が載っているページを開き読んでいくと“突然の訃報”の文字が目に入り、最後のプロフィールの欄には“ご冥福をお祈りいたします”と書かれていました。
驚きで一瞬、時が止まったように固まってしまいました。
持病があり闘病されていることや、入院された時のエピソードなどは先生のブログで拝見していましたが、命にかかわるような病気ではなかったはず…何が有ったんだろう…と色んなことが頭ん中に浮かび、誰かに聞こうと思いましたが柴田先生の「柴」の字でも口にしたら泣きそうです。とりあえず柴田先生の娘さんとSNSで繫がっていたので連絡先を教えていただき仕事に戻り、仕事で悲しさをごまかしながら過ごし、家に帰ってから大泣きしました。
娘さんに電話をしようと思うたびに涙があふれそうになるので、電話をかけれたのはだいぶ後になります。亡くなられる前日はご兄弟とお孫さんに囲まれて楽しく過ごし、翌朝に心不全で亡くなられたそうで、突然のことだったようです。
先生との出会いは2010年2月。7月のオープンに向けて葬儀に関すること1からの勉強でした。先生が葬儀の仕事を始められた年齢が、その時の自分の年齢と近かったので今からでも大丈夫なんだと安心と自信を持たせていただきました。
ひと月に1回の研修は難しいところもあったけど楽しい時間でした。オープンしてからは研修の回数も減り、お出会いする機会は減りましたが、困ったときにはメールをしてアドバイスをいただいたり、今の私がいるのは柴田先生のおかげと言ってもいいくらい葬儀に関することを教えていただきました。特に葬儀に携わる者の心の部分をしっかりと教えていただきました。
今、この文書を書いている時にも幾度となく涙があふれそうになりました。大切な人との別れはとても悲しいですね。お元気な間にもう一度会いたかった。後悔先に立たず、です。
先生の訃報を知った後、もみじ市民ホールには12件の葬儀依頼があり、先生は空の上から私たちを見てくださっているのではと思いながらの日々でした。
これからも先生に教わったことを胸に葬儀に携わりたいと思います。
心からご冥福をお祈りします。