葬祭部 伊藤です。
本日、この冬一番の寒気です。雪が積もり、ノーマルタイヤでは通勤できず、電車で参りました。
真冬のご葬儀でタイツを履いてもいいのかな?と悩まれる方もいるかもしれませんね。タイツを履くことは、マナー違反にはなりません。
ただ、タイツといってもどれでもよいわけではなく、ストッキングに準じた厚さのものを選びます。普段からストッキングやタイツを使用する方には「デニール」の数字で分かって頂けると思いますが、20~25デニールくらいが、お葬式に着用するタイツとして適当です。
冷え性の方や、今日のような雪が積もり、本格的冬場は60デニールまでを目安に履いても大丈夫です。参列者が体調を崩しては大変です。
色については、喪服と同様に黒にします。リブタイプは避けましょう。
では、なぜストッキングのような透け感が好まれるかご存じでしょうか。
実は、素肌が透けることで慎み深さや慈悲の思いを表現し、哀悼の気持ちを伝えられるとされているからです。
また黒は、喪に服するという意味があり深い悲しみを表す色です。
何となく慣習的に行ってしている事も、意味を知れば、服装からもお悔みの気持ちを伝えられます。とても謙虚で、心清らかに故人様をお見送りできる気がしますね。