葬祭部の板垣です。
今日は宗派によるお経の違いをお話します。
代表的なのは「般若心経」ではないかと思います。般若心経の正式名称は「般若波羅蜜多心経」と言い、意味としては「自らの行動を慎み、自分の心をコントロールする事によって、正しい見識が生じ安らぎにいたると説く」ものだと辞書には記してあります。本来は600巻にも渡る内容を262文字または260文字に要約されたものが「般若心経」になり、天台宗・真言宗・浄土宗・曹洞宗・臨済宗などの様々な宗派で読まれるお経です。
この他にも浄土真宗や浄土宗では「阿弥陀経」と呼ばれる「極楽浄土への行き方や極楽浄土がどのような場所か」を説いた内容のものや、天台宗や日蓮宗で読まれる「法華経」があります。法華経は「今を生きる事の大切さや、人は皆平等でどのような人も隔たりなく極楽浄土に行くことができる」などの内容が記されています。
ご家庭によって宗派が違いますのでお経の意味を少しでも知っていればお経を聞いたり唱えられる時には気持ちが変わると思いますので参考にして下されば幸いです。因みに私の実家は浄土真宗なので「阿弥陀経」になります。今度、親戚の家で1周忌法要があるので、ある程度お経の意味を理解した上で行きたいと思います。