たくさんの思い

葬祭部の杉上です。

ブログの中で度々ご紹介しています“六地蔵人形”

棺の中にお地蔵さまを

先日、担当させていただいた時にお勧めさせていただきました。お孫さん4人それぞれにメッセージをお願いして、今回は棺に入れる際に声に出して入れくださいね!とお伝えしたところ、お地蔵さんのメッセージを書くスペースでは足りないくらい思いがあふれてきたそうで、手紙になりました。

思いがたくさん詰まったお手紙、これは弔辞と同じようにお時間を設けなければと考え、喪主様の会葬御礼の挨拶の後に、棺を式場の中央に移動させ、お孫さんの囲んでもらい読み上げていただきました。

お孫さんも涙、聞かれているご両親も涙、式場にいる方全員が感動する場面となったと感じました。

「亡くなった後も人は耳が聞こえている」と聞いたことがあります。実際のところ本当に聞こえてるかは分かりません。でも、同じ空間にいる間はいつもと変わらず接してあげている方が心が温まります。亡くなったら何も聞こえない、と思うと寂しくなります。

故人様は体が無くなる寸前までたくさん語り掛けてもらって、お孫さんの熱い思いを受け止めて旅立たれたと思います。
旅立たれた後も、ご家族様が故人様を想う時には風のようにスーッと現れて、目には見えなくてもきっと側にいてくれる、そんな風に思うと悲しい気持ちも少しずつ癒されていくと思います。