葬祭部の義積です。「秋の日はつるべ落とし」と言うことわざがあるように、最近は急速に日が暮れるのでびっくりします。夏の時期は夜の7時半を過ぎても明るいのに、季節によって全く違いますね。私は辺りが薄暗くなると早く家に帰らないといけない気分になります。家に帰っても特になにがあるわけではないのですが…。
さて今回は記帳のお話です。当ホールでは、会葬者の方には必ず「記帳」を案内し、お名前・住所などを記入していただきます。中には「よう知っとってやさかい、書かんでもええやろ。」と書かれないかたもいらっしゃいますが、できることなら書いてほしい気持ちがあります。ですが、強制はできないのであまり強く言えません。
記帳の目的は二つあります。一つ目は当家の方が誰がお見えになられたか分かるようにするためです。当家の方は、参列者の対応などに追われて、全ての方に目が行き届かない場合あります。それでも後から記帳カードを確認すると誰がお見えになられたかが分かります。
もう一つの目的は、供物のお礼や香典返しお返しをする場合に、住所が判明していると当家の方の手間が省け、すごく助かります。香典などをする方は喪主などの残されたご近所やご遺族のお付き合いがあったかたならすぐに分かる手段があるかもしれませんが、故人様とお付き合いがあったかただと、ご遺族が分からない場合があり困られることがたまにあります。
また複数で何かをされる場合、「有志一同」「同級生一同」という場合は全員が参列されて記帳カードの記入があれば問題ありませんが、そうでなければメンバーの名前と連絡先を書いたメモなどを当家の方に伝わるようにしてあげてください。
名刺があれば、挟むだけでも大丈夫です。字を書くのがめんどくさいとおっしゃられるかたもありますが、どうか残されたご遺族が困らないよう、またお別れに行った証として記帳カードの記入をよろしくお願いいたします。