パイプ椅子が5,000円!?

葬祭部の広田です。

先日、会葬者の方に言われました。

「もみじは式場に並べる椅子、1個5,000円かかるんやろ?それやったら当家が支払うことになるから会葬行ったら迷惑やな」と。

椅子代なんていただいたことが無いのでこの質問には驚かされました。そんな噂が出回っているのかと。もみじの葬儀では椅子を100脚使おうが200脚使おうが追加料金は一切いただきません。会葬に来られた方々を立たせたままなんてことはできないので、喜んで椅子を準備させていただきます。

しかし火の無いところに煙はたたずというように、実際に椅子の代金をもらっている葬儀社があることは知っています。これは私が何度か記事にしていますがCMや広告で「葬儀10万円でできますよ」とうたっているような葬儀社、またはそこと提携している葬儀社では追加の椅子代を当家に請求することもあるようです。

何故そうするのか?広告価格を安くして捕まえたお客様からより多くの料金を取るためです。消費者は「ここに頼めば10万円で葬儀できるのか」と安さに引っ張られて中身を確認せずに葬儀を依頼してしまいます。葬儀社にとっては依頼があった時点でお客様と契約を取れたと同意なのでここからは追加料金のオンパレードです。当家としてもいくら安いほうがいいとはいえ最低限の見栄えは大事にしたいと思うのは当たり前のことです。その心情をうまく使って「10万円のプランに付いているのはこれです。式場はここだけです。」と素人目に見ても一目で「えっ?これですか?ここでするんですか?」と不安になるような提案をします。「ご不満なら替えることも可能です」と言ってここから追加料金が止まらなくなります。皆さんの周りにもいませんか?「最初聞いていた金額の何倍にも膨れ上がって家族葬なのに200万円かかった」なんて人が。

 

椅子の追加料金の話に戻りますが「このプランの場合、式場はこのスペースなので椅子は5脚までしかありません。それ以上来られたとしても式場に入ることはできないので立ったままになります。式場の外になら椅子を置くことできますが、そうすると1脚につき5,000円いただきます」といった案内になるわけです。

もみじ市民ホールの料金プランはそれらの広告掲載料金よりも高いと思われるかもしれません。しかしその分、プランの中には葬儀を執り行うために十分なものが含まれているので追加料金はご当家の方が望まない限りは発生することはありません。事前見積りも正々堂々、もみじの利用料金を提示していますのでご興味のある方はご利用ください。