地域の方との関わり

葬祭部の山下です。

ご葬儀の際、親族の方以外に一般の方の参列がある場合(お悔みのみのプランの場合も含む)、ホールにて記帳や香典を受けたり、礼状や礼品を渡していただいたりする「受付」を設置してどなたかに立っていただきます。また、親族葬の場合でも自治会の公民館やご自宅に受付を設置して香典を受けられることがあり、同様に受付に立っていただく方が必要です。こういった時に主に受付をお世話になる方が、自治会の方です。葬儀の打合せに一部同席いただいたり、個別に自治会長様や葬儀委員様と打合せし、お手伝いいただくこと等を決めていきます。

 

私はこういった時の地域の方の協力は本当にありがたいものだなといつも感じます。当家の方は、会葬者の方の対応やご挨拶で忙しく受付で事務的なことをしている余裕はありません。多くの方がお見えになると、どうしても開式前はその対応で忙しくなってしまいます。そんなときに自治会の方が協力的に動いてくださると心強いものです。

 

個人的なことにはなりますが、私も丹波市内で生活しており、数年前に自分自身世帯主となったことで自治会というものがどういう活動をされているのか、どう自分たちの生活と関わっているのか知りました。私自身、ちょっとした役もさせていただいているので、困ったときに近所の方に聞けたり、お願いした時に快く動いてくださるのは本当にありがたいなと実感することが増えています。こういった関わり合いがなければ、近所の方との会話も無くなってくるかもしれませんし、周りにどんな人が住んでいるのか知る術もありません。

 

昔は葬儀というものは、それぞれのご自宅でされており、地域の方も総出でお手伝いされていたとよくお客様からお聞きします。現在は、会館でされることが主流になっているので自治会の方の葬儀の時の役割も限られたものになってきているかもしれませんが、時代は変われど、こういった地域の方とのつながり、いざという時の助け合いの文化はずっと続いていってほしいなと思います。