葬祭部 伊藤です。
まだ暑い日がありますが、少し秋めいて参りました。喪中ハガキについても、準備しないと…と気が焦りますね。
喪中はがきは喪に服している最中なので、おめでたい新年のあいさつを控えさせていただくことをお知らせするために送ります。そもそも「喪に服する」とは、近親者の死を追悼し、魂を鎮めるために慶事を避けることをいい、その期間を喪中と呼びます。
まず、どこまでの範囲(親族)を喪中とするかですが、父母・配偶者・子・祖父母・兄弟姉妹・孫までが一般的です。
次に送る相手ですが、喪中はがきは新年のご挨拶を控えさせていただく欠礼状ですので、年賀状のやり取りや新年のあいさつをしている相手に出します。お互いに喪中である親族には省略することが多いようです。仕事関係の方は、知らせることにより余計な気遣いをさせたくない場合や、プライベートな接点がない場合もあるので、故人との関係や差出人の心情に合わせて判断して問題ありません。
そして、11月~12月の初め、相手が年賀状の用意を始める前に送りましょう。相手への気遣いから、この時期に送るのが一般的とされています。出す時期が遅くなってしまった場合は、松の内(1月7日)が明けてから寒中見舞いはがきを出しましょう。