葬祭部の門脇です。
最近お客様とお話をしていた時にぽろっと言われた言葉があります。前回一般葬でされて今回はコロナの兼ね合いで家族葬をされました。その方が一周忌を迎えた際に命日訪問でお伺いしたときに「今回家族葬をしたけど、一般葬に比べて葬儀代は確かに低いけど香典を受け取ってない事を考えると、出費は一般葬の時の方が少なかった」とおっしゃられました。
「家族葬の場合、香典の受け取りは辞退しないといけない」というルールは無く、受け取る事は問題はありません。しかし、辞退をされる方が多いのが現状です。
プランの金額だけ見ると家族葬のほうが葬儀代は安くなりますが、後の満中陰志のお返しを考えても香典を頂く一般葬のほうがお家の方の金額的負担は低くなります。ただ、家族葬には葬儀の際に一般の方の対応をしなくて済むのでお別れに集中ができるというメリットがあります。
もし単純に「金額を抑えたいから」という理由だけで家族葬を考えられているのなら、香典のことも含めて一般葬をオススメ致します。
最近の葬儀社の広告やCMでは家族葬を強調しているものが多いかと思います。金額もびっくりするほど安く提示していますが、フタを開けてみれば必要なものが揃っておらずオプションで足していくうちに結局一般葬と変わらない金額になるのが相場です。
昔に比べて家族葬と一般葬の平均金額は、ほとんど差が無くなってきています。そういった被害にあわないように、事前に一般葬と家族葬の両方の見積もりを取りそこに香典の兼ね合いを考えて準備をされるのが一番損をしない方法になります。