葬祭部 伊藤です。
もうすぐお盆です。お盆とは、ご先祖様をはじめ、亡くなった方々があの世からこの世に帰ってくる期間を指します。年間の中では最も死者供養が盛んになる時期です。お盆にお墓参りをされる方も多いと思いますので、少しお伝えいたします。
まず、いつ?ですが、お盆期間中いつ行っても問題はありません。8月13日~8月16日の4日間が一般的とされています。細かく言うと、8月13日はお盆の初日で「迎え盆」と呼ばれています。一般的には、迎え盆の日にご先祖様をお迎えし、お盆期間中は御霊とともに過ごすことが良いといわれています。時間帯については、ほかの用事よりも御霊への参拝を優先させるという古くからの習わしに沿って、可能な限り午前中に行くのがマナーです。また、お見送りとして、最終日である16日に送り火を焚き「どうぞご無事にお帰りください」との気持ちを込めて、ご先祖様をあの世へ送る事もあります。
ただ、お盆の時期とはいえ「必ずしもお墓参りへ向かわなければいけない」ということはありません。外せない用事があったり猛暑が続いていたりする場合は、「お墓参りを前倒しにする」「涼しい気候の日に行く」など、良いタイミングでお墓参りをすれば大丈夫です。無理はしなくても、お気持ちは届きます。