初盆飾り

葬祭部の門脇です。

今年も暑くなり、お盆の時期が来ました。私が播州の方で仕事をしていた時は7月下旬から8月7日までの間に地獄の初盆飾りラッシュがありました。みんな近くなると「この季節が来ましたね…」構えるくらいでした。

山南町では初盆の飾りは本来の仏壇で行い、提灯を飾られる方が大半なのですが、播州の方では提灯の他に四十九日間飾っていた祭壇をもう一度出し、それにござを引き精霊棚を乗せてお飾りします。それを浄土真宗以外の宗派全てで同じように飾る為、私たちは150件近くのお客様のお家へ行き飾りを行っていました。なぜ、もう一つ祭壇を作るのかというと先祖さんと新仏さんを分けてお祀りするためであり、亡くなってから初めてお盆で帰ってくるという特別な意味もあります。

私たち葬儀社にとっては一番の大変な時期ではありますが、実はお盆が終わってからの方が大変だったりします。2~3週間かけて飾る準備と違って終わってからの片付けは16日~19日くらいの数日で行います。その上、お盆で使わない提灯や備品などもでてくるため大量に撤去してきたものを分別もしなくてはいけないのですごく大変です。あまりに忙しい為によく前の葬儀社の上司から顔が死んでるでと言われました。

もみじ市民ホールに来てからも自分の担当のお家には提灯の飾りや撤去などをお手伝いに行っていますが、提灯くらいしかないのですごく楽です。そして、その分お客様と落ちついてお話ができるので私にとってはすごくいい時期です。