納骨するまでに

葬祭部の杉上です。

葬儀が終わるとお骨は自宅の仏間に後飾り段を組み、忌明けまで段の上でお祀りし、法要日にお墓へ行き納骨されるのが山南町では多いかと思います。

では納骨出来るお墓がない場合どうするのか?
一般的には、お墓を建立してから納骨することになります。

昨年、担当させていただいた方の中で1周忌法要に合わせてお墓を建立して納骨予定の方がおられます。
忌明け後もお骨は仏壇の近くに、遺影写真と共にお祀りされて毎日お供えなどをされて来られました。
もうすぐ1周忌ですので、いよいよ納骨されます。

今までお骨とはいえ、大事な方が家の中におられたのに、もうすぐいなくなると思うと寂しく感じられたようで、手元供養したいと相談を受けました。

手元供養には、少量のご遺骨を収め、ファッションの1部として身に付けることが出来るアクセサリータイプや、ご遺骨の1部を収め自宅で保管できるミニ骨つぼ、ミニ骨つぼをお祀りするミニ仏壇などが有ります。

手元供養品のパンフレットを今お渡ししていて、ミニ骨つぼを検討中です。ミニ骨つぼに収めたお骨は、自分が亡くなった時に一緒にお墓へ入れて欲しいと、もう子供さんにお話されているそうです。

   

亡くなった方といつまでも一緒にいたい、愛する人の存在をそばに感じていたいという思いは、すべての人に共通するとても自然な願いです。亡くなった方のご遺骨などを身代わりとして身近におく手元供養は、こうした願いを叶えて、ご遺族の心を癒す供養方法として多くの方に選ばれています。