葬祭部の義積です。先日梨をいただきました。梨を食べると私はいつも小学生時代の運動会を思い出します。毎年、母がいつも梨をカットして応援に来てくれていました。もう何年も前のできごとなのに忘れることはありません。
大好きな母は平成19年に亡くなりました。16年前、母を亡くした私は、今のように葬儀に関する知識があるわけでもない中、母を送り出しました。
当時、葬儀会館は無く近所の公民館で葬儀の準備を進めていた所に、訃報を聞いた伯父伯母たちがかけつけてくれ、挨拶もそこそこに手伝ってくれました。しかし一人の伯父が準備途中の式場を見て「アレは違う、コレは違う。」と言い出しました。私たち家族は、何が違うのかも分からずオロオロするばかり。結局、伯父がアレコレ言っている間に葬儀が終わってしまいました。
今年の8月、伯母の葬儀があり、あの伯父も葬儀場に来てました。今度も当家の意思は完全に無視し、自分が知っている葬儀の知識を押し付けようとしていました。喪主である若い子の困った表情を見かねた私は言いました。「宗教も違うし地域も違えば、違って当たり前やで。まして伯母の自治会のやり方があるし、喪主や伯母の娘である〇姉ちゃんの気持ちが大事やで」と言いったものの、伯父は聞く耳を持ちません「ワシのいう事聞いとったら間違いない。」との返事でした。
ご遺族の気持ちを無視して自分の地域のやり方を通そうとするのは間違いです。「所変われば、やり方が違う」とご理解をいただきたいです。