鼓鈸三通(くはつさんつう)

葬祭部の杉上です。

以前、葬儀に使う道具(法具)と呼ばれる鳴り物の話をしました。 → チン・ドン・ジャラン

正式名称は鼓鈸三通(くはつさんつう)と言います。

「印金(いんきん)」「太鼓」「妙鉢(みょうばち)」をそれぞれが打ち鳴らし、リズムよく大きな音を奏でます。

なぜ式中に大きな音を奏でるのか?どういう意味があるのか?気になったので調べてみました。

『お釈迦様がお亡くなりになったとき、弟子のみならず動物も鳴(泣)いて取り囲み、同様に、天も悲しみの雷鳴を轟(とどろ)かしたそうです。その音を表現したもので、故人様が仏の弟子として仏の世界へと旅立つこと盛大にお見送りするという意味から鼓鈸三通(くはつさんつう)の鳴らしものを行っていったそうです。』とありました。

なるほど!お釈迦様と同じように見送っている、だからお寺様は葬儀は独僧よりも片鉢、両鉢を薦めるのですね!

葬儀は各宗派によってお経も違いますし、儀式も異なります。意味を調べると儀式の理解が深まりますね。
次は何を調べましょうか。