西国三十三所巡り

葬祭部の板垣です。

和歌山、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、岐阜の2府5県にある西国三十三所に指定をされているお寺を巡って御朱印を集めて、掛け軸にされて、ご自宅に飾られているお家があると思います。

なぜこのような事が始まって広まっていったのか気になったので調べてみました。

平城京の時代、大和長谷寺の開山徳道上人が病にかかって仮死状態になった際に、冥土で閻魔大王に出会い「世の中の悩みや苦しむ人々を救う為の三十三の観音霊場を開き、観音菩薩の慈悲の心に触れる巡礼を勧めなさい」と、起請文と三十三の宝印を授けられたという出来事が西国三十三所巡りの由来だとされているそうです。当時はこの思想が受け入れられなかったのですがそれから約270年後に、花山法皇によって世間に広まっていったとされています。

この指定された三十三所のお寺を巡って、そこの御朱印を集めると、極楽浄土への通行手形となるともされています。最近では、御朱印の収集をされている方も増えているそうです。

昨年、他界した義父も生前に西国三十三所のお寺を巡って、御朱印を掛軸にして飾っていました。生前に仕事や家族の事で頑張ってくれていたので、今は極楽浄土でゆっくりしてくれていればなぁと思っています。