葬祭部の杉上です。
新型コロナの影響で家族葬が増えましたが、家族葬だからと言って香典辞退しなければいけないルールは特にありません。香典は弔意でもあるため、尊重する(受け取る)ことも選択肢のひとつです。
また家族葬であっても香典の金額は一般葬と基本的に同じです。一般葬よりも小規模だからといって、香典を少なめに包む必要もありません。
家族葬で香典を辞退する場合は、参列者や参列できなかった方が混乱しないように、故人の訃報をお伝えする時に香典辞退の旨をはっきりとお伝えしましょう。
どうしても故人に弔意を示したい方もいるため、香典辞退に際しては「誠に勝手ですが」「お気持ちだけ、ちょうだいいたします」など、なるべく角の立たない表現を使用しましょう。また故人の遺志である場合は「故人の遺志である」ということも忘れずに伝えるようにしましょう。
また香典辞退の意を示していても、参列者や弔問者から「どうしても」と香典を出されることもあります。受け取る方、受け取らない方の差が出ないように対応をあらかじめ決めておくと、混乱せずに対応できます。最初に書きましたが、香典は弔意でもあります。家族葬だからと必ずしも香典辞退をする必要はありません。香典を辞退する主な理由は・香典返しの負担を減らす・参列者の負担軽減・今後のお付き合いが難しい など様々です。喪主を含めた遺族の皆さんで話し合いましょう。