葬祭部の板垣です。
仏教では「六道輪廻」という人間が死後に向かう六つの世界を永遠に輪廻し続ける考えがあります。これは、『天道』『人間道』『修羅道』『畜生道』『餓鬼道』『地獄道』の六つの世界をさします。天道・人間道・修羅道は三善趣と呼ばれ、生前に善い行いをした者が死後に行く世界の事です(修羅道は争いの絶えない世界という事で悪趣に入る場合もあります)
畜生道・餓鬼道・地獄道は三悪趣と呼ばれ、生前に悪行を行った者が死後に行く世界です。
「永遠にこの六つの世界にいないといけないの?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、この生まれ変わりの輪から抜け出せる方法があります。
それを『解脱』といい、悟りをひらいて仏になる事だとされています。悟りを開くことなんて無理だと思われるかもしれませんが、六道にはそれぞれに観音菩薩と地蔵菩薩がおり、六道の世界から救って下さるとされています。お墓やお寺にお地蔵様があるのはその為だとされています。
皆さん、もし死後に生まれ変わるなら苦しみのない世界に生まれ変わりたいですよね。私は、死後に生まれ変われるなら苦しみのない世界ならいいなぁと思っています。