葬祭部の板垣です。
先日、義理の父を見送りました。定年退職した義父は健康に気を使いながら毎日散歩をしたりして元気に暮らしていました。しかし、病には打ち勝てず享年72歳であの世へ行ってしまいました。いつも家族の中心にいる人でしたので、家族の心にポカンと穴が空いたようでした。
しかし、悲しい気持ちはありますがしないといけない事がたくさんあります。喪主である義兄がしっかりした人なので、葬儀社や親族に連絡などはテキパキされて慌ただしいという感じはありませんでした。家族を送り出すことは不慣れなことが当たり前だと感じる中、義兄はずっと落ち着いている印象でした。私は、義兄に何故落ち着いていれたのかを尋ねました。すると
「父が事前に自分に何かあればと準備してくれていたので慌てる事がなかった」
とのことでした。義父は、生前から周りに気を遣う人でしたが、そこまで準備していた事にビックリしました。
葬儀の事前相談のメリットは、自分が望む形式に少しでも近い形でプランを決めることができ、それを家族や親族に伝えておくことができます。 大切な人の死に直面して悲しみに暮れている遺族にとって、葬儀の意思決定をしていくことは大きな負担になりますので、ご葬儀のご意思などがあれば何かの形で残し伝えていると、ご家族は助かります。そして心に余裕を持ってゆっくりと最期の時間をお過ごしいただけます。