葬祭部 伊藤です。
前回、実家に帰り、2年ぶりに母のお墓参りをした事について書きました。その時に、父から「今年はお母さんの十三回忌やからなあ、どうしようかなぁ」と話がありました。ふと、十三回忌の次は?と疑問を持ちました。
十三回忌は、「亡くなってから満12年目の命日に行う法要」です。基本は命日ですが、遠方の方が集まりやすい事を考慮して、命日に近い休日に行っても問題はありません。そして、十三回忌の次は十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、五十回忌と続きます。年忌法要の最終は、「弔い上げ」と呼び、故人様のために執り行っていた年忌法要を終わりにし、ご先祖様の霊と共に弔うこととする法要になります。
ただ、高齢化社会が加速している現代においては、亡くなられる方の年齢も、ご会葬者の年齢も高齢になっている事など様々な事情で、十七回忌などを節目として執り行われます。
実際、私の父も高齢ですし、母の兄弟も高齢です。十三回忌ですら、親族は沢山集まれない状況のようです。父と弟家族4人と私の家族4人で行いました。少ない人数であっても「仲良く元気にやっています。」と、報告できれば母は喜んでくれるかなと思います。
どのような形であっても「亡くなって○○年経つね・・」と故人様を思い出し偲ぶことが、ご供養になるのではないかと私は思います。