葬祭部の門脇です。
よく、還暦ぐらいから西国三十三所の巡礼に行かれる方がおられます。うちの両親も6年程前から二人で巡礼に行き始め後少しまできています。西国三十三所とは葬儀や逮夜などの際にも西国三十三所のご詠歌をあげられたりよく聞く言葉かと思います。
西国三十三所とは近畿二府四県と岐阜県にある三十三か所の観音霊場を「西国三十三所」と言います。この三十三か所を巡る「西国三十三所観音巡礼」は日本最古巡礼行であり、1300年続いてるそうです。
何故巡礼をするのか?意味としては三十三か所を巡礼することで、現世で犯した罪状が消滅して極楽浄土できると伝えられています。
西国三十三所にはご詠歌もあり、近畿では葬儀や四十九日の際にご詠歌をあげられる地域は多いかと思います。
ではなぜご詠歌をあげるかというと「仏様への帰依の気持ちを表現し、故人の冥福を祈る」という意味があります。
子供の頃に私の曽祖父が亡くなった時は四十九日間は毎日7時~近くの親戚が集まってご詠歌をあげていました。正直にいうと毎日あげるのはとても大変で、その時間になると部屋に隠れていたりしたときもありました(笑)
西国三十三所はあたりまえのようによく聞く単語ですが、西日本にある日本最古の巡礼行でもあるので歴史に触れる意味でもコロナが落ちついたら一度旅行がてらに夫婦や友達といかれるのもいいかもしれません。