葬祭部の門脇です
ほとんどの方が仏式のお葬式には出たことがあるけど神式のお葬式に出られた経験があるかたは少ないかと思います。神式の葬儀の際に参列者が、ホールに入ってからどうしたらいいのか不安そうな顔をされている方を拝見します。
もちろん仏式と比べ崇拝する対処が仏様から神様になるので違う事は多々あり、式の流れなどは全く違います。しかし、参列にこられた方が気を付ける事は実はそんなにありません。
まず第一に気を付けるべき事は香典の名称が変わります。仏式では「御香典」となりますが、神式では「玉串料」となります。ただ、知らずに「御香典」でだされても仏式が世間一般的に多数派となるので突き返されたりされることはありません。
式中に関しては仏式では「合掌」をしますが、神式では「合掌」をすることはありません。基本的には「一礼」「低頭」など頭だけを下げます。他には仏式と違い焼香が無くその代わりに「玉串奉献」になります。「玉串奉献」とは玉串(榊)を式場スタッフ又は斎主より預かりそれを前方の玉串案(机)におきます。その際に作法として玉串の根元を左手で持ち時計周りに180度回転させておきます。その後「二礼二拍手一礼」をし、2歩祭壇に向いたまま後退します。大きな違いとしてはそのくらいであとは仏式と変わりはありません。参列の際に気をつけることは大体あげた3点ほどで大丈夫です。もし後日香典やお供えを家に持って行く際は「御仏前」ではなく「御霊前」であることだけお気をつけください。