葬祭部の広田です。
葬儀の時には祭壇の周りに供物供花が置かれることがほとんどです。供花は「供える花」、供物は「供える物」です。供花はイメージしやすいと思いますが、供物とは何なのか。供物は盛籠、灯籠、蓮華、楠玉、菊花灯などがあります。どちらも遺族に対する弔意を示す目的や、故人を偲ぶ意味合いがあります。さらに灯籠や菊花灯の光は、故人がこれから49日間、歩む道を照らしてくれる道しるべになるといわれています。お盆の提灯と似たような意味です。お盆の提灯は「あなたの帰ってくる家はここだよ、迷わないでね」と知らせるための光となっております。ただ葬儀だから灯籠を用意する、と考えるのではなく、こういった意味を知っておくと灯籠を供えた方も、供物に対する考え方が変わってくるのではないですか。