葬祭部の伊藤です。
入職2か月が過ぎました。
研修を重ね、少しづつお式の準備や、お式中の業務にも携わるようになって参りました。
お式は、ご参列されるかたがどこ範囲迄になるかで大きく変わってきます。人数によって、場所も変わります。ただ、何人で執り行われても、どなたのお式も厳かで、ご親族様の想いに溢れています。
ご家族が亡くなった事をまだ受け入れられない時間の中で、誰と誰とお別れしようか・・・。誰に最後に会いたかったか言うといてくれたらな~と思ってしまうかもれません。
同じお式はありません。あれがあってもいいし、これがなくてもいい。それぞれのご家族の想いが形になって、生前は全く知らない方ですが、ご家族の様子や、お式の形や参列の方々と関わると、だんだんと「こんな事が大好きで、人生楽しんでおられたんだなー」とか「沢山の家族やお仲間に囲まれながら賑やかにお過ごしだったんだなー」とか想像できてきます。どなたも、ご親族の想いを抱いて旅立たれます。
それから、退屈で泣いてしまうお子様がいると、お母さんは周りの方に申し訳なさそうにされます。でも、亡くなったおじいちゃんは、孫やひ孫の様子を穏やかに見守られている気がします。実は、よく来てくれたと喜んでおられるかもしれません。あまりお気になさらずでもいいのかもしれません。
私の母の葬儀を思い出しました。12年前、娘が3歳でした。人が沢山いると、はしゃいでしまう子です。わーわー走り回り、キャッキャッと如何にも楽しそうな様子でした。私は、申し訳ないと思いつつも、娘を構う暇がなく、スタッフの方と段取りのお話をしたり、親戚の方を接待したり、ただただバタバタしてました。うちの子、スタッフの方にはご迷惑だったと思います。
葬儀が無事終わり、帰り際スタッフの方が「お母さんの事、お利口さんに待ってましたよ」と声をかけて下さいました。お利口にしていなかったけれど、そう言ってくださり、ほっとしました。その娘が、今はハチャメチャJK(女子高生)。言ってる事支離滅裂。でも、おばあちゃんはニコニコ見守ってくれている気がします。
来年は13回忌。今回は静かにできるか? うちのハチャメチャJKちゃん。