葬祭の門脇です。
近年、ペットを家族同様に考える人が増えてきました。今ではペット専門の葬儀社や霊園、ペットにお経を読んでくれるお寺もあるくらいです。
このようにペットを人間と同じように扱う状況が整ってきていますが、法的にはペットと人間は違います。ペットが亡くなった場合、犬だけは市町村に届ける必要があります。ペットは亡くなると、市町村の清掃事務所の担当になりますが、市町村によってはペットの火葬施設を持っているところもあり、その場合は環境衛生課の担当になります。丹波市のホームページにも犬の死亡届について書かれています。
ペットの火葬は、他のペットと合同で火葬される「合同葬」、収骨ができる「個別葬」、飼い主が火葬に立ち会う「立会葬」があります。火葬料金は体重によって変わる場合があります。
私の昔の上司の体験談ですが、ペットの葬儀を一般参列者も呼んでされたことがあるそうです。家族以外には誰も来ないのではないかと思われましたが、聞いたところそのペットはお店の看板犬であったそうで、常連のお客さんなど通常のお葬式と変わらないくらいの参列者があったそうです。その際はお寺様は呼ばれずに、来られた方には式が始まると順番にお花を棺に入れていただき、お客様からの手紙や施主様からの挨拶などをされたそうです。
実は最近、私の自宅で飼っている犬が亡くなり火葬をし、お骨は今も骨箱に入れ自宅のリビングで祀っています。犬が亡くなった時、私は熱で倒れており何もしてあげることが出来きませんでしたが、他の家族がお花を用意し、簡易的な棺代わりの箱にお花と好きだった犬のお菓子を入れ「個別葬」で火葬を行いました。今、リビングに祀っている骨箱は今後どのようにしていくかはまだ決めていませんが、家族全員が納得できるやり方を考えていきたいと思います。