葬祭部の門脇です。
昔から友引の日にお葬儀をすると「友を引く」と言われ友引での葬儀を避けられる風習が
全国的にあるのはご存知かと思います。都会などでは火葬場自体が友引になると休みの所が
多々あります。
しかし、地域によっては昼から葬儀をすれば大丈夫、開式時間をずらせば大丈夫など色々な
回避方法が存在し、ここ山南町でも開式時間を30分ずらすなどして友引でも皆さんされて
います。
この友引の風習自体は仏教的には関係なくあくまで民間の風習からきているもので、
友引自体の意味も「友を引く」ではなく「共に引き分ける」「勝負がつかない」の意味です。
昔、自分が担当したお客様がお寺様に友引の件で相談された際「それは民間の風習であって
仏教の教えではないので関係ない」との事でした。
それでもされない方がおられるのは大体は周りの目を気にしてという方が多く感じます。
昔 友引でされた方がその1週間後にたまたま隣の家の方に不幸が起き、同じ町内の方から
「自分のとこが友引でしたからじゃないか」と言われショックを受けられた方も居られました。
お客様に友引について相談を受ける事もありますが、自分の考えでは結局は葬儀を出す家の方の
気持ち次第だけかと思います。
皆様は友引をどうお考えでしょうか?