葬祭部の門脇です。
もみじホールでは、お寺様へのお布施の準備を代わりにしているため、お布施についての質問というのは少ないですが、前にいた葬儀社ではそういったサービスをしていなかったため、毎回のようにご当家から質問がありました。
特に多いのが入れる袋はどれがいいのか?という質問は本当に多かったです。基本的には無地で水引は必要ないと言われるのが全国的ではありますが、水引を使う地域もあります。その中でもまた水引に関しても地域により違いがあります。山南の方では基本黒白の水引を使っていますが、実は地域的に関西では黄白の水引を使うことが多いです。
関西以外の他の地域では基本黒白です。自分が聞いた理由としては黒白というのは慶弔に関して使われるものでご不幸があった側に渡すものになるのでお寺様の家にはご不幸が起きていないので黄白を渡すそうです。
ちなみに水引の帯の結び方にも意味があり「あわじ結び」と「蝶々結び」と2種類ありますが、あわじ結びは一度きりの祝いや弔事に用いられ、蝶々結びは何度も繰り返してよいお祝いごとの場合に使われます。なので葬儀などは「あわじ結び」を使うのがいいとされます。
意外とお布施の封筒など香典袋などは奥が深く地域による風習なども強く絡んできます。地元の事は地元の葬儀社が一番詳しいので、分からないことがあればご相談ください。