遺影写真

葬祭部の杉上です。

先日、通夜前にご家族から遺影写真について質問を受けました。
『遺影写真って若い時の写真は使っちゃいけないのかしら』と…
その方は、50才過ぎてからは写真は撮らないようにしてきているので、この先いくつで亡くなるか分からないけど、50才までの写真を遺影にしようと思われているようでした。
若い頃の写真を使ってはいけないことは有りません。遺影用にと60~70才代に用意されていて、実際に亡くなられたのは90才台でも用意された写真を使われる方もあります。
遺影写真は、まずは葬儀の際に祭壇に飾り参列者にお別れをして頂きます。その後は、ご自宅の仏間に飾られたり、小さいものでしたらリビングに飾り、故人様を身近に感じることが出来るものです。
遺影を選ぶときは、なるべく人柄が分かるような写真、または1番見慣れた顔の写真で亡くなる前1年から5年くらいの間で元気だった頃をおすすめします。
「あぁ、こんな笑い方されていたよね」
「お元気だった頃、思い出すわぁ」 と
在りし日の故人様を思い出せるものがいいですよね。
どうしても50才までの写真を遺影にしたい方は、自分で”この写真”と選んでエンディングノートに記されたほうが良いですね。または、最近は写真店で撮影される方もおられます。
遺影にこだわりがある方は、いざと言う時に後悔しないように・させないように、今から準備をはじめておいてはいかがですか。