葬祭部の広田です。
皆さん「念仏」はご存知ですよね?
しかしその念仏にも種類がいくつか存在することはご存知でしょうか。
仏の理法を称える「法身念仏」、仏の徳を称える「観念念仏」、仏の名と帰依を称える「称名(唱名)念仏」。
他にも臨終に際して称える念仏があり「臨終念仏」と言われます。
臨終念仏は死者の死に臨んで死後の浄土を願って称える念仏です。
お経と念仏は一緒だと思われがちですが、お経は仏の教えそのものですので念仏とは全くの別物です。
一般的に念仏と呼ばれているのは称名念仏で、仏を念じる時に口にする言葉です。
仏の姿や徳を心に思い浮かべて仏の名を口にし「自分は心身ともにあなたに捧げ全ての拠り所とします」と念じます。
浄土教ではこの念仏を称えることによって浄土へ導かれるとされているので、信者達は浄土へと救済されるべく
熱心に念仏を称えているのです。
「なんまいだ」という表現を聞いたことがあるかもしれませんがこれは「南無阿弥陀仏」が崩れた言い回しで意味は同じです。
念仏は宗派によって違いがあり「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」「南無釈迦牟尼仏」「南無大師遍照金剛」「南無摩訶毘盧遮那仏」などがあります。
ちなみに我が家は浄土真宗ですのでよく耳にするのは「南無阿弥陀仏」です。