数珠

数珠は念珠とも言われ、元々お経や念仏を何度唱えたか、回数を数えるためのものとされています。

数珠の起源は諸説ありますが、古代インドのバラモン教で儀式に用いられ、この習慣をお釈迦様が仏教に取り入れられ、後に中国に伝来し、日本へも仏教への伝来とともに伝わったとされています。日本では初めは貴族の仏教徒が使っていたのですが、鎌倉時代になると一般の人にも普及が進み使われるようになったようです。

現在、仏式の通夜や葬儀・告別式の会葬に参列する時や法要に出席する際には欠かせないものです。数珠は人に貸したり借りたりせずに、1人ひとり自分の数珠を持った方が良いと言われています。家庭を持ったら必ず一つ、そして夫婦それぞれ持ち、ぜひ子供にも用意して上げてください。数珠は魔除けにもお守りにもなると言われています。

葬祭部 杉上