葬儀式と告別式

葬祭部の杉上です。

お葬式のご案内をする時に、
「葬儀・告別式」 や 「葬儀ならびに告別式」 と案内をします。
本来は「葬儀(式)」と「告別式」を別個に行われていたのが、一緒に行われるようになったために「葬儀・告別式」という言葉になりました。「葬儀ならびに告別式」というのが丁寧な表現で、訃報や道案内看板等に書く時には、「葬儀式」または「告別式」のいづれかを用いるのが慣用となっています。
「葬儀(式)」は、故人の冥福を祈り別れを告げる儀式で、葬儀の様式には死生観や宗教観が深く関係しますので、宗教の違いや宗派によって葬儀の流れや形式が異なります。
「告別式」は、文字通り亡くなった人に最後の別れを告げる儀式です。弔問客である会葬者全員が焼香して、故人と最後のお別れをする時間です。
現在では、葬儀式と告別式と区別がなく、一連の流れで行われるのが一般的になりました。