葬祭部の瀬川です。
先日、近所のおじいさんとお話をしている時に「出棺の時にクラクション鳴らすの嫌なんやぁ。なんで鳴らすんやろ」と口にされました。
確かに。会葬に来られた方なら一度は疑問に思ったことがあるかもしれません。出棺の際に大きく「ほわーん!!」というような音がしますよね。
私も詳しく知っているわけではなかった為、少し調べてみました!
色々な由来があるようですが、私がなるほどな、と思った2つをご紹介します。
①最後のお別れの意味
霊柩車に乗ってしまうと、もう故人に会うことは出来なくなります。そこで、お見送りへ来てくれた方々へ向けクラクションを鳴らすことで、最後のお別れの意味を持つと言われています。
②今から出棺をするという合図
会葬に来られた方が多いと多いほど、霊柩車を見てのお別れは困難になります。クラクションが無いと、いつ出棺したのかも分からぬまま旅立ってしまいます。
そこでクラクションを鳴らすと、出棺のタイミングが分かり最後に手を合わせお見送りすることができます。出棺の掛け声のようなものですね。
クラクションは重要な意味を持っているんですね。
都会の町では、音が大きく長いクラクションを鳴らすのが困難な所もあり、クラクションを短くしたり、音を小さくしたりと工夫をされている所もあるようです。