村八分と家族葬

葬祭部の義積です。

毎日暑い日が続いていますが、体調など崩されていませんか?

立秋もすぎ、ひぐらしの声も聞こえてきました。
暑さもあと少しですね。

さて、よく皆さんが使われる言葉に、『村八分』という言葉がございますが、
残り二分って何だかご存知でしょうか?
答えは、「火事」と「葬式」だそうです。
昔の話、日ごろは村づきあいから遠ざけられている人でも、
ひとたび火事が起こったら、みんなで火を消しました。
そして、その家に不幸があったときも、このときばかりは村の人みんなで
葬儀を出してあげたということです。
これが、村八分の後の二分です。
最近は家族葬が多いとテレビではやし立てています。
確かに家族葬は、親族以外の一切の弔問をお断りすので、
当日も慌しさも少なく、楽なようです。
しかし、ご近所のお世話になった方へのお礼も言えず、
あとあとになって、故人の親しい方がお悔やみに来られることを考えれば、
一概に家族葬がいいとも言えないような気がします。
田舎でお住まいの方は、ご近所が家族に近い存在です。
お葬儀の形も、先のことを考えてお選びください。