葬祭部の義積です。
今回私にとって初めての地域のお葬儀に行ってきました。
葬儀が始まる前に祭壇を見ると「白いサラシ」が準備してあります。
こっ、これはもしや?!
花入れの後、棺の中央にサラシが巻かれます。巻いた残りの部分はそのままダラリと余ったままです。そして、葬儀会場から霊柩車までの短い距離を、お位牌・写真・骨壷に続き、棺の後ろから残りのサラシを親族の女性や女の子が持ちながらゆっくりと歩いていきます!
予感は当たりました!
確かこれは亡くなった人をたくさんの人に偲んでいただく儀式「野辺送り」昔はこのまま土葬したのですね。実はこの風習、今も、お墓業界に残っています。
お墓を新しく建てた時、お墓の竿石(一番上の細長い石)に白いサラシを巻きますが、そのサラシはこの野辺送りに使ったものなのだそうです。感動しました!こんな所で見られるなんて!まだ残っていたんですね。