新米スタッフ日記3

今回初めて納棺に立会いました。

とても綺麗なお顔のお爺さまでした。頬に綿を詰め、爪を切り、髭を剃り、整髪されました。

その後、奥様や息子様が顔や手を順番に拭かれました。拭きながら「綺麗にしてもらって良かったね」とやさしく声をかけられました。

その様子をみていると「ああ、このお爺様とご家族との色々なドラマがあり、それがもう終わりになったんだ…」と思うと目がウルウルしてきました。

そのあと手甲、足絆を付け 三途の川を渡るためのお金をずた袋に入れ、首にかけられました。
最後はご家族の手もお借りして棺に入れて終了です。

あの世の旅支度をされているのを見ていて、ふと このお爺さまがこの装束を着てあの世を歩いていかれる姿が思い浮かびました。
本当のところあの世がどんな所か分かりません。きっと良い所だと思います。

こうして旅支度をする事は、残された者が最後に大事な人を送り出すためのとても大事な時間だと思いました。