香典袋の色と違い
2019
08/30
葬祭部の杉上です。
香典袋は、水引の色や結び方など種類が色々あって、どれを使えば良いか悩む事があります。水引の色は、いくつかの決まった組み合わせがあります。葬儀や法事の場面で使われる香典袋の水引は、次のような色となっています。
【黒白・青白】
不祝儀の場面での水引の代表的な色が、黒白または青白の組み合わせです。黒白は、全国どの地域の葬儀・法事で使うことが出来る定番色です。青白の組み合わせは、半分を白に、もう半分を紺色に染めた水引のことで青水引と呼ばれます。黒白と同じく不祝儀の場面で使う水引です。
【黄白】
黄色と白の組み合わせの水引は、主に関西から西の地方で使われています。これは、日本の首都が京都にあった頃に公家社会で一般的であった慣習に由来します。地域によっては、葬儀では黒白の水引を使って、四十九日以降の法要は黄白の水引を使うところもあります。
【双銀(銀色)】
双銀とは銀色だけの水引の事で、高額の香典な場合に使われます。目安として5万円以上の香典を包む場合に、使う方が多いようです。
引は、色だけでなく結び方もいくつかあります。結びきりは1度結ぶとほどくことが出来ない結び方です。2色の水引を8の字になるように交差させて結ぶ、あわじ結びもあります。どちらも1度結べばほどくことが出来ません。悲しみごとが一度きりであって欲しいという意味が込められています。