のど仏
2019
01/22
葬祭部の横田です。
葬儀が終わると火葬場、斎場へと向かいます。
そして火葬終了後、火葬場で収骨を行います。
火葬場では普通の人は普段見ることがない本物のお骨が見られます。
身内が亡くなった心境の中、落ち着いて見ることはなかなかできませんが、よく見てください。
のど仏って何...?
第二頚椎、つまり首の骨です。頚椎は全部で7つあり、上から数えて2番目のお骨という意味です。
男性の喉に出ているのど仏は軟骨なので残りません。
こののど仏って何者で、どういう謂われからのど仏呼ばわりをされているのでしょうか...。
ちなみにのど仏はこんな形です。
穴が開くぐらい見てください。
・・・何か人の形をしているような気がしませんか?
合掌して座禅を組んでいる仏様に見えませんか?
初めてこの名前の由来を知った時はこじつけだなぁと思いました...。
ちなみに指先の爪の下にあるお骨は指仏と言います。
指仏も形由来で、言い方は良くないですが、女子トイレのピクトグラムのような形をしています。
第二頚椎のひとつ上にあるお骨の第一頚椎は、リング型になっていてのど仏の上にかかるようになっているので、
お寺様が着けている袈裟に見立ててそのまま袈裟仏と呼ばれます。
火葬した後も故人様の体から仏様がたくさん残ると思うと、そばで見守ってくれているような気がしますね。
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