妻の旅立ち
2017
02/03
先日ご施行させていただいたお葬儀のお話です。
奥さまがお亡くなりになり、ご主人はご健在で長男様が喪主をされました。
式場に入られたご家族、ご親族様が遺影写真やご供花の話をされている中
故人様のご主人がすーっと祭壇の方へ来られました。
祭壇を眺めるでもなく、故人様のご遺影に向かい、静かに手を合わせられました。
10秒ほど経ち、再び顔をあげられた時には目に涙が溜まっていました。
思い出のDVD用にと預かった写真の中には
故人様とご主人、手を握り合った写真があり、本当に仲の良いご夫婦だったのだなと感じました。
ご主人が奥さまに最後に贈られた言葉をご紹介します。
「私が〇〇に贈る言葉は
六十二年間
共に頑張ってくれて
感謝とありがとうの
ひと言につきます
安らかな旅立ちを
乞い願う」
瀬川
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